転んだら死神が微笑んだ
ジュニーママ「うっ…!!」

ところが突然、ジュニーママは苦しみはじめた。

抱いている手を離し、握っている手をゆるめた。

お医者さんたちが最初と同じように動き出し、また慌ただしくなった。

お医者さんがジュニーパパを見た。

それを察知したジュニーパパは、わたしたちを部屋の外に連れ出し、こう言った。

ジュニーパパ「ちょっと、娘と遊んでてもらえるかな?」

ジュニーパパの様子はいたって冷静だった。
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