転んだら死神が微笑んだ
いつもの道に、

いつもの空、

なんにも変わってはいない。

かわらない場所に、
かわらないわたし。

こうして一日、そのまんまで終わっていく。

あかり「あ〜あ、なんであんなこと言っちゃったんだろ?」

貴志「『あんなこと』って?」

あかり「『行ってきます』なんて、言っちゃった。」

貴志「ふ〜ん。」

貴志「それって、そんなに後悔すること?」

あかり「べつに、そんなんじゃ…」
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