ツンデレ王子
俺はゆっくり立ち上がりながら





「わりぃけどお。俺。お前と違って暇人じゃないから」

「誰が暇人だって」





そいつは俺の胸倉を掴んできた





「お前見てるとムカツクんだよ!二度と俺に話しかけるな」

「お前が寂しそうに一匹狼やってっから。絡んでやろうとしたんだろ?」



何が、1匹狼だよ。





「誰が寂しそうにしてるって。それはお前のほうじゃねえのか?本当はお前が寂しがってんだろ?それで、暇つぶしに俺にやつあたりする。ガキだな?お前。精神年齢低いんじゃないのか?」

「のやろう!」



俺を殴ってきた。俺はそばにあった机に背中をぶつけた。



「つう」



数人の女子生徒の悲鳴が聞こえた。そして「やめろ!」という叫び声も。



「殴れよ?殴るしかのうがないくせに」

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