スキンシップ
「よかったです」





男の子は凄く優しい笑顔で笑いかけてくれた。なんで、笑顔なんだろ?漫画とかだったら「何やってんだよ!あぶねえだろ!」とか言われると思っていたのに。





「本当迷惑かけてすみません」

「いえ、気にしないでください。それでは、僕はこれで」





そして、男の子は一礼をしてその場から去って行った。



「あっ!待って!!」





名前ぐらい聞いておけばよかった。また、会えたらいいな。少女漫画とか出てきそうだなと思ったのに。それにしてもカッコイイ男の子だったな。





「‥‥」





とりあえず、学校に行くか。私は学校へ向かった。その日、私の心は、朝出会った男の子のことでいっぱいで、授業に集中できなかった。まぁ、集中できないのはいつものことなんだけど、なんだろこれって恋っていうのに近いのかな。





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