ストーカー
早く来ないかな。大野先生。そして時間になった。





「あっ!」





すると講義室に、情報管理課の事務の先生、早崎先生と先ほど、坂で出会ったあのカッコイイ男性が入ってきた。早崎先生では、この大学で唯一の男前で学生からの人気はピカイチだった。

そして、早崎先生は講義室から出て行った。やっぱり、あの人が大野先生。





「はじめまして、この科目を担当する大野政司です。よろしく。」





その途端、急に私語が酷くなった。ったく私語ばかりしないでよ。

大野先生が迷惑するじゃない。



「意外に学生多いなぁ。2、30人ぐらいだと思っていたんだが」



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