~バスケットと 仲間に ありがとうを込めて~
出会い

 出会い
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私、森本 瑞穂。 
小学4年生の 女の子。
好きなこと?そんなのただ一つ。 
一人になること。 
ってか、それ以外何があるっての?

私の周りの女の子達は 一人になるのが嫌いらしい。頭おかしいよね・・・。
まあ・・・友達が少ないってのは、情けないけど・・・

ちなみに部活は・・・入ってない。 
理由は 面倒くさいから・・・。
そんな事考えてたら・・・


「ねえ・・・瑞穂ちゃん。ちょっと、いい?」

「???・・・なに?」
私は、そっけなく答えた。

「あ・・・えっと、前から考えてたんだけど・・・」
彼女は言いにくそうに 話はじめた・・・ちなみに彼女は菜々子。
いずれ私の親友の中の一人になる子。 

「バスケっと部に入んない?」

はああああああっっ???
だから言いにくそうだったんだ。

「ごめん・・・」そう言おうとした時、

「瑞穂ちゃんは、運動得意なんだから、一緒に運動しよ?」

おいおい・・・運動得意って誰が言った?

「いや・・・でもね?わたしは・・・バスケットは・・・」
え?わたし・・・なんで?なんでバスケットって口に出しただけで・・・ドキッて・・・
なんなの?なんか・・・懐かしい。

「瑞穂ちゃん?」

「わかった・・・一応考えとく。」
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