小学生彼氏。


「これまた珍しい名前だね〜。なんでひも??」


ちょっと膨れっ面だったあたしはその潤葉の質問に次こそはと口を開く。



「紐帯って言葉から来ててね、大切なものを繋ぎ止めるって意味があるの♪」



「出たよ、姫の彼氏中毒(笑)」


語尾に音符がつく程嬉しそうに話したあたしに柚樹が突っ込む。



「だって!!
紐ってばホントかっこいいの!!!」


「はいはいあの生意気なガキがかっこいいねェ。あんたの趣味を疑うよホント」柚樹。


「生意気なの??」潤葉。


「会えばわかるって(笑)」柚樹。


「どんな子か見てみたいなァ〜写メとかない??」潤葉。


「えッあ、あるよッ」

あたしは答える。


「マジ??じゃあ後で見せてよ☆」

「おっけ☆」

「顔は美少年だよ、そこはあたしも認める。でも彼氏にしたいというよりも弟にしたい感じ??」


「彼氏だよ〜!!」


そんなこんなで教室に到着。






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