小学生彼氏。




「俺ん家高校から近いし。
歩いて20分くらいだし。
姫ちゃんさえ良ければ全然いいよ☆」



そ…そんな笑顔で言われたら断りきれないよ…。


でも!!!
あたしには紐しかいないし、紐以外の男のコの家にはあがれない…。


「あーダメダメ!!
こいつはだーい好きなダーリンがいるから、そう簡単にのこのこと男の家に上がったりしねぇよ」


あたしが困ってるのを察した栗が口を挟んでくれた。


「え…姫ちゃん彼氏いんの!?」

好奇心丸出しのヤマ君。


「う…うん…」

なんてちょっと照れ気味のあたし。


「へぇー!!
どんな人なの??」


「ん??
お前聞いて驚くなよ??
こいつの彼氏はなんと小6「ちょーっとお!!!!!!」



あたしより先に口を開いた栗を止めにかかったもののもう手遅れで。








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