小学生彼氏。

「だって紐近所でも超かわいいって評判だったし、振るの絶対もったいないって思っちゃって」


「え〜」

あたしの言葉に潤葉が軽く顔を歪める。


「それにね、紐すごく顔真っ赤にしてて振るのかわいそうだったもん」


「それで今も付き合ってんの??」潤葉。


「うん♪その後あたしも紐好きになっちゃったの!!だってダンスしてるときの紐ヤバイんだよォ!!それにねそれにね〜、小6なのに大人っぽいとこもあるの!!」


「はいはいはいはいはいはい」


柚樹がまたもや口を開く。


それに潤葉が笑う。


「んー…でもこの写メと小6ってこと考えるとやっぱ弟としか思えないなァあたしは」潤葉。


「大丈夫潤葉。それが一般的な判断だから」柚樹。


「ちょっと!!あたしが普通じゃないみたいなこと言わないでよ!!!」


「あ、ゴメンゴメン(笑)」


そう言って笑う柚樹は全然反省してるようにみえない。



そんな話をしている間に駅に到着。




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