小学生彼氏。
「そ、それって……」
「うん。
ダンサーってゆう職業のオファー…かな(笑)」
「うそ!?すごい!!
おめでとう蕾君!!!」
「あはは、ありがと(笑)」
そう笑う蕾君の笑顔は、なぜか少し複雑そうで
あたしは首を傾げた。
「確かにね、すげぇ嬉しい。
これを目指してやってきたんだし。
事務所側の考えもよく分かる。
昨日の放送は、俺の中でかなりの第一歩なワケで。
今から注目も浴びていくワケで。
なら今から本格的に出だした方が、仕事的には有利なんだよね。
あ、稼げるってことね??」
あたしが難しそうな顔をしていたのか
蕾君はそう分かりやすく言い換えてくれた。
「あ、うんっ」
あわててあたしは頷く。