小学生彼氏。
「じゃあ紐、ダンス頑張ってね♪またねッ」
「うん♪ばいばい。メールする」
そう言って紐は駅の方へ。
紐はダンス習ってるから、連絡用に小さい頃から携帯を持ってる。
だからメールも出来るの。
「あんのくそガキ。
やっぱウザイ!!
ねェ、たしかあいつお兄ちゃんいるんでしょう??今年高3の」
柚樹が歩きながら言う。
「うん。蕾(ライ)君でしょ??」
「あんたね〜」
前を歩いていた柚樹が立ち止まってあたしの方を振り返る。
な、何??!
「蕾君だよ蕾君!!!
前一回だけ会ったよね??あの金髪の背ェ高いかっこいいヒトでしょ?!普通付き合うならそっちでしょう!!!」
…あァ、そーゆうことか。
「確かに…蕾君もダンスやっててかっこいいけど…年上だしお兄ちゃんにしか見れない」
「3歳上の蕾君はお兄ちゃんに見えて4歳下のあのアホガキは弟に見えないと??」
「…うん」
あちゃ〜
みたいな感じで柚樹は頭を軽く頭を抱える。
柚樹はたまにするこうゆう行動が面白い(笑)。