小学生彼氏。








「じゅうって何かやってんのか??ダンスとか」





「あ、うん。
ここの近くにある事務所入ってる☆」




「マジで??
あ、じゃもしかしてじゅうって大野川紐?!!」




「…??うん」


「やっぱり!!!
翔こいつだよ!!!
親父が言ってた天才少年!!!」




は??


あたしと紐はきょとんとする。



「あぁ、こいつが」



機嫌がまだ直ってないのか、テンション低くめに返事する栗山翔太郎。




「あ、俺の親父さー実はあそこの事務所で働いてんだよね。
でさー超ダンス上手くてめちゃめちゃ可愛くてさー絶対将来売れる天才少年がいるって言ってて一回会ってみたかったんだよなァ。
お前だったのかー!!
確かに可愛いわー」



すらすら説明する大木慶斗。

あの独特の喋り方で喋っているけど、興奮してるのが分かる。






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