小学生彼氏。
「は!!?
無理無理無理無理!!!」
「ひめなら出来るってー☆」
栗が隣から口を出す。
「何何??
慶斗君達バンドやるのー??」
潤葉が話に入る。
「そーそー☆
文化祭でさー出たいんだけどさーどーしてもドラムやれるやついなくてさー」
慶があのゆるゆるした口調で説明する。
「ホントー??
めっちゃ楽しみ!!」
柚樹ものる。
「いやだよ!!!
だって男子ばっかでしょ!?」
あたしは全力で否定する。
「いーじゃん☆
かっこよくてー!!」
栗が立ち上がって近づいて来る。
何??!
「お願いッ!!!」
あたしの前で手を合わせる栗。
……必死だ!!!