小学生彼氏。



「おう!!
これで歌える!!!」


栗は本気で嬉しそう。



「あーグループ名決めてなかったなァ」


駿河君がそう言いながら栗の隣の空いてた席に座る。



「…不思議の国のアリス…(笑)」





「ちょっと!!!」




慶が呟いた言葉に即座に反対。


「冗談だってー(笑)」



慶が椅子に後ろ向きで腰掛けてコーヒー牛乳のパックを片手にケラケラ笑う。



「じゃー何にするよ??」



駿河君が笑いをこらえて聞く。


「めんどいな…


なんかいー候補ある人手ぇ挙げてー☆」


栗は周りの人に聞き始めた。


「はーい!!」



「はい!!!
潤葉ちゃん!!!」


手を上げた潤葉を指名する栗。



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