小学生彼氏。





「姫ー帰ろッ☆」



「うん☆」




荷物をカバンに詰めて、潤葉達と帰ろうと教室の入り口に向かおうとした瞬間。







「ダメでェーす☆


ひめは今日はまだ帰れませーん☆」



栗があたしの前に飛び出してきて、両手を交差させて×を作った。




「は!??」



あたしは足を止める。




「今日はメンバー全員が揃うからちゃんとひめも来ないとねッ☆

てことで潤葉ちゃんと柚樹ちゃん☆
今日はひめ貸してもらうね☆」



栗はいたずらっ子のような笑顔を潤葉達に向ける。



「翔太郎君かわいいから許しちゃうッ☆」潤葉。




おいッ!!!!!!






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