雨のち晴れ

いつの間にか暗い顔をしていた
私に気付いたアズが

髪の毛をくしゃくしゃと撫でた



「嘉穂はいい子や!!!なんも心配しやんでいい」


アズの言葉は魔法の言葉


私を元気にしてくれる


「アズは魔法使いだね」

思ったことを口にしていた


アズは一瞬固まって
笑いだした

「あはは(笑)おもろいなぁ!!いつまでも魔法使えたらええのに」

そういうとアズは
苦笑いして私を見た


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