先輩彼氏☆後輩彼女
<side☆春輝>
双葉がやっと、俺の
名前を呼んでくれた。
"先輩" や "窓羽先輩"
じゃ、嫌。
ちゃんと、"春輝" って
よんでほしかった。
そして・・・やっと、
"春輝先輩" と呼んで
くれた。
会ってすぐ、とか思うけど
俺はそんなの関係ない。
俺はちゃんと"双葉" って
呼んだし。
「・・・何?」
俺は呼ばれて振り向いた。
「あっの・・・・・・
さっきの、どういう
意味ですか??!」
双葉が真剣にきいてくる。
「・・・・別に知らなくても
生きていけるじゃん。」