先輩彼氏☆後輩彼女
★隠す恋
「お~い、宮元!!!」
同級生の声に、俺は驚いて
双葉から体を離した。
「・・・・宮元?!」
双葉が呟く。
「宮元・・・?」
あっ。
集会のとき、双葉と
話してた奴だ。
「・・・・どうしよう・・・
見られてたらヤバイな・・・」
双葉が心配そうに拳を握る。
「えっ、見られたらヤバイの?」
「いや、宮元に見られても、
問題はないんだけど・・・
あたしと先輩が付き合って
いることが、みんなに
バレたら・・・ヤバイの!!」
・・・・・なぜ?
「な、なんで??!
俺と付き合ってるの、
そんなにヤバイ?!!」
「・・・はい。一人には・・・」