先輩彼氏☆後輩彼女



「春輝!!
違うの・・・・!!!!」



双葉が顔をあげる。


「あたしが宮元に
変なこと言っちゃったから」


双葉がどう見ても宮元を
かばっている。


「はぁ?お前がアイツに
変なこと言って、
何でお前が泣くんだよ?」



おかしいだろ・・・

どう見たってさ。





「いいからっ・・・

先輩は、気にしないで」





双葉のその言葉が

何故か俺を傷つけた。





名前で呼ばれなかったのも
あるけど、

双葉と宮元だけの秘密が
あるのに、傷ついた。




「あ、そ。

お前ら、そういう
関係だったのか。」



俺はそう言って、
生徒会室を後にした。




「ちょっ?!春輝!!?」

乃望瑠が呼び止める。


「先輩!!?春輝!!!!」



ごめん、双葉。

今はほっといてくれ。


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