先輩彼氏☆後輩彼女
ヤケクソになって言った。
「・・・ふうはあたしを
捨てて、先輩を選んだんだ」
瑞希ちゃんの目が潤む。
「そ、そんな!!?
あたしが瑞希ちゃんのこと
捨てたなんて・・・」
捨てたなんて、ありえないよ?
だって親友だもん!!
大好きだもん!!
「でも、そうゆうことに
なるじゃん」
「ちがっ」
「もう、いい・・・」
「みっ瑞希ちゃん??!」
そのまま去っていこうと
する瑞希ちゃん。
あたしは急いでその
背中を追う。
「待って!!」
いくら叫んでも、
いくら名前を呼んでも、
瑞希ちゃんは振り向かない。
てか、止まってくれない。
「瑞希ちゃんーー!!!!!」