先輩彼氏☆後輩彼女



後悔しても、もう遅い。



一回壊れた関係は
元通り、綺麗にはなれない。



それでも選んだ。


双葉との絶好を。




本当はこんなことになるのを、
望んでたんじゃない。


だけど


あの事件があって、
あたしは変わっちゃったんだ。




こんな最低な女に。








_____それは入学式、あの日だった




今日は入学式。

はりきる双葉のことだから
待ち合わせより5分は早く
待っているだろう。

そう思って双葉の家目指して
足を進めた。



だけど、あたしの予想とは
裏腹で・・・

双葉は遅刻してきた。




『おっす!! 
 瑞希ちゃん!!』


いつもと変わらない双葉だった。

でも、この日だけは
何故か双葉に身の周りで
何かが起きそうな気がして
あたしは、気が気でなかった。











< 156 / 182 >

この作品をシェア

pagetop