先輩彼氏☆後輩彼女
後悔しても、もう遅い。
一回壊れた関係は
元通り、綺麗にはなれない。
それでも選んだ。
双葉との絶好を。
本当はこんなことになるのを、
望んでたんじゃない。
だけど
あの事件があって、
あたしは変わっちゃったんだ。
こんな最低な女に。
_____それは入学式、あの日だった
今日は入学式。
はりきる双葉のことだから
待ち合わせより5分は早く
待っているだろう。
そう思って双葉の家目指して
足を進めた。
だけど、あたしの予想とは
裏腹で・・・
双葉は遅刻してきた。
『おっす!!
瑞希ちゃん!!』
いつもと変わらない双葉だった。
でも、この日だけは
何故か双葉に身の周りで
何かが起きそうな気がして
あたしは、気が気でなかった。