オレンジ色
こいつが…なっち…なの?
私は正直に言うべき?
「…は。」
どうしたらいぃ?
「ん?なんて?」
「…私は…ぱ、ぱんたん。」
小さな声で言った。
「えッ!お前もがっ。」
あぁ…驚いてるよ。
だって、そうだよね。
私の顔は平凡だし…。
見た目地味っぽいし。
「うん…。そうだよ。」
「おうッ!これから、よろしくな〜。普通の友達として。俺、原田夏樹。」
原田夏樹だからなっちなんだ…。
「私は…山本秋。」
「ふぅん。いい名前じゃん!良かったなっ」
別にどうでもいい事…。
それより、なんでこいつは私の隣に座ってんの?
「…なんで昨日は来てくんなかったの?俺待ってたんだぞッ!」
いきなりかよッ!
「友達が行ったでしょ?」
「あー!うさみんのことかぁ…。」
うさみん…百合か。
「うん…。多分。」
「うさみんって同じ高校にいる?」
こいつと百合はどんな話ししたの…。
気になるよ…。
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