オレンジ色
なっちって、まじ面白い(笑)
「だね!」
「つかッ俺、学校行かねぇと!なぁ…秋ッ!」
なっち私の事、名前で呼んでくれた。
「う、うん!…うわッ。」
ちょっとなっち私の腕引っ張って走りだしたし…。
どうしたんだろ?
「…ねぇ!俺の事も名前で呼んでよッ。」
えッ!ドキッ
「…え。」
「…俺にも夏樹っていう名前があんだから!」
どうしよ。
「…夏樹っ」
私は恥ずかしながら言った。
「うんッ!秋ッ今から学校行くか!」
「は、はい。」
私、夏樹についてけない。でも、ずっと一緒にいたいって思うんだ!
楽しいもん。

*学校*

「…はぁ、はぁ…、やっと着いた。俺、二組だから!秋は〜?」
「私?私は五組だよッ」
はぁ。つかれた…
「あぁ…クラス遠いーな!」
ちょっと残念。
「授業中にメールしよっ?」
「そうだな!いつでもメールしてなっ。」
夏樹と私って、やっぱり気が合うんだ!
「うん!んじゃッ私、教室行くね。ばいばい。」
夏樹とお別れは寂しいけど我慢しなきゃ。
「おー!また今度な〜。」
私と夏樹はそれぞれの教室に向かった。
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