ファースト ラブ ～女子高校生×ホストクラブ経営者～

「ねえ、花音ちゃん　クリスマスにデートする相手はいないの？」


突然はるかに聞かれて花音はびっくりまなこではるかを見た。



「はるかさん　何を突然に・・・？」



「だって花音ちゃんはきれいだもの　貴方とクリスマスデートをしたいって言う男の人がいても不思議じゃないわ」



花音の緩く巻髪にしてある髪から大きな目、高すぎない形の良い鼻、おもわずキスをしたくなる艶のある唇を見て言う。



「そんなにじっくり見ないで下さいっ・・・」



黒いドレスのフレンチスリーブからすらりと伸びた腕を顔の前で照れながらパタパタ動かす花音。



「お店の事は気にしないでいいのよ？」



「はるかさん・・・」



デートの相手と言われてカイトの事が頭に浮かんだがすぐに消し去る。



「いいえ、クリスマスにデートしたい男の人なんていませんから」



にっこり笑って先にお店に出て行った。