ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
――もしかして「SION」のカイト?


――そうだとしたらヤバいぞ。


――ケンカがめっぽう強いらしい。


――これじゃ相手が悪すぎる。


2人は顔を見合わせながらこそこそ話をしている。




「文句はないよな?花音ちゃん、行こう 時間がもったいない」


カイトが花音の手を握ると歩き始めた。


「カ、カイトさんっ!」


花音は歩きながら何かされやしないかとホスト2人を振り返った。



2人はなぜだがあっけに取られた顔をしていた。



「大丈夫、奴らは何もしてこない」



カイトは待たせていたタクシーに近づいた。



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