ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
2人が近づくとタクシーのドアが開いた。


「さあ、乗って」


「う、うん」


花音はタクシーに乗り込むとカイトも続いた。





「腕は大丈夫かい?」


タクシーが走り出すとカイトは花音に聞いた。



さっきから腕を擦っているのが目に入ったからだ。



「ちょっと痛い・・かな・・・」


花音は苦笑いをした。


――もうっバカ力で掴むからっ・・・。きっと赤くなっているだろう。


「帰ったら冷やそう」



カイトは花音の頭に手を置くと自分の肩に引き寄せた。



トクン・・・・


花音の心臓が甘い音をたてた。



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