ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「ブラウスを脱がなくては腕を診れないことくらい分かるよ 襲われそうで脱ぎたくないんだろう?」



――カイトさん、誤解してる?



なぜ話がそんな方向へ行ってしまったのかわからない。



「そんなっ カイトさんの事は信用してる でなければおうちに上がったりしないよ?脱ぐのが恥ずかしかったから・・・」



「・・・花音ちゃん ごめん 花音ちゃんの事となるとちゃんと考えられないようだ」



「カイトさん・・・」



花音は腕を座っているカイトの首に回して抱きついた。



抱きついた瞬間、ふわっと甘いムスク系の香りがした。



――この香り・・・知ってる・・・。



女性の香りが付くくらい近くにいた事に胸がツキッと痛む。



――お仕事をしていたんだから当然かもしれない。でも・・・



我慢をしょうとしても嫉妬してしまう。


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