ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「あけましておめでとうございます カイトさん♪」


「おめでとう 花音ちゃん」





しばらくすると太陽は登り、初日の出を楽しんでいた人たちもさーっとはけて言った。



「あふっ・・・」


花音があくびを噛み殺した。


「帰ろうか」


「うん」



まだまだカイトと一緒にいたい花音だが、眠くて頭がぼうっとしてきて頷いていた。



ホテルからマンションまでは30分ほどだが、その間に花音は眠ってしまった。


信号が赤になりブレーキを踏むと、助手席の花音を見る。


――無理もないな 俺でも徹夜はきつい。



後部座席に置いておいた自分のコートを花音にかけてやる。



信号が青になり車を静かに発進させた。




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