ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「花音ちゃんのお母さんがお世話になってます」


カイトは丁寧に挨拶をした。



この男が花音を誘った事に苛立ちを覚えたが、何も言わないで花音を連れて行けば大人気ないと思ったのだ。



「失礼ですが貴方は?」


いかにも親しげな2人に圭吾は聞いた。



「カイトさんはわたしの彼氏ですっ」


カイトが口を開く前に花音は言った。



「花音ちゃんの恋人にしては年が離れているように思えますが?」


花音は圭吾の言葉に驚いた。


――どんな権利があってそんな事言うかな・・・。


「貴方よりは年ではない」


カイトが笑いを含んだ声で言った。


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