ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
* * * * * *




事務所のドアが叩かれた。


「どうぞ?」


カイトはパソコンを見る手を止めて開かれたドアを見た。



ヒロだった。


「カイトさん」


ドアを閉めると言いずらそうにカイトを呼ぶ。



「なんだ?」


「・・・小夜子さんが来店しました」


「小夜子が?一人で?」


カイトは眉を上げる。


「はい お一人です カイトさんを指名していますがどうしましょう?」


「分かった」


「それと、香帆さんもご友人とご来店です」



――厄介な客が2人・・・・。



カイトは営業用の笑みを浮かべて事務所を出た。



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