ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「もしもし」


突然、男の声に変わって母は驚いた。


『あなたは?』


「お嬢さんと交際させていただいている平山 魁人といいます」


『まあ!』


更に驚いた声が聞こえてくる。



「これから送って行きますのでご心配なさらずに」



「カイトさんっ!帰りたくないっ!」


花音は母に聞こえるようにわざと叫んだ。



『娘がご迷惑をおかけしたみたいで申し訳ありません』


「いいえ 話し合わなくては何も解決しませんから では失礼します」


カイトは携帯を切った。


「花音ちゃん、ちゃんと話し合った方が良い」


「カイトさん・・・」


「さあ、帰ろう」



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