ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
花音は汗をかいてしまった手を制服のスカートに撫でつけた。


「花音ちゃん、俺たちは今日で終わりにしよう」


「カイトさん?」


心臓がドクッと音をたてた。



キーンと耳鳴りもする。


――嘘だよね?・・・今日で・・終わり・・・?



カイトの顔を信じられない思いでじっと見つめる。



「俺は小夜子と結婚する事にした 君は年が離れ過ぎて妹のようにしか思えない」



カイトは花音の顔を見るのが辛かった。



――大声で君だけを愛していると胸を張って言えるのに・・・。



カイトは小夜子と結婚する事を選んだ。



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