ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「どうしたの?あれほどフランスへ行くのを嫌がっていたのに」
顔色の悪い娘をじっと見つめる。
「もう日本に居たくない・・・」
――日本にいればカイトさんを忘れられない。フランスに行ってカイトさんを忘れたい。
「まあ!カイトさんと何かあったのね?」
「ママ、何も聞かないで」
花音はそう言うとベッドへ行き布団にもぐりこんだ。
花音が苦しんでいる時、小夜子も苦しんでいた。
嘘がなかなか訂正できない。
今日も「SION」へ行きカイトに会ったが、会うとどうしても話せない。
帰りがけにカイトから明日の昼に朝倉ホテルのラウンジで待ち合わせをしようと言われた。
どうして?と思ったが、嬉しい気持ちになってしまう。
顔色の悪い娘をじっと見つめる。
「もう日本に居たくない・・・」
――日本にいればカイトさんを忘れられない。フランスに行ってカイトさんを忘れたい。
「まあ!カイトさんと何かあったのね?」
「ママ、何も聞かないで」
花音はそう言うとベッドへ行き布団にもぐりこんだ。
花音が苦しんでいる時、小夜子も苦しんでいた。
嘘がなかなか訂正できない。
今日も「SION」へ行きカイトに会ったが、会うとどうしても話せない。
帰りがけにカイトから明日の昼に朝倉ホテルのラウンジで待ち合わせをしようと言われた。
どうして?と思ったが、嬉しい気持ちになってしまう。