ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
もう1人、苦しんでいる者がいた。
カイトだ。
小夜子を明日朝倉ホテルへ誘った。
食事をしてプロポーズをするつもりだ。
花音と別れたばかりで軽率なのは十分承知しているが、小夜子と一緒になるのをずるずると引き延ばしていると花音を忘れられなくなると思った。
引越しも考えている。
同じマンションに住んでいれば、花音とばったり会ってしまう事もあるだろう。
そうなればお互いが辛い。
――いや、花音ちゃんは酷い男の事などすぐに忘れるだろう・・・。
カルティエの真っ赤な指輪の箱を手にする。
開けるとダイヤが美しく輝いていた。
カイトだ。
小夜子を明日朝倉ホテルへ誘った。
食事をしてプロポーズをするつもりだ。
花音と別れたばかりで軽率なのは十分承知しているが、小夜子と一緒になるのをずるずると引き延ばしていると花音を忘れられなくなると思った。
引越しも考えている。
同じマンションに住んでいれば、花音とばったり会ってしまう事もあるだろう。
そうなればお互いが辛い。
――いや、花音ちゃんは酷い男の事などすぐに忘れるだろう・・・。
カルティエの真っ赤な指輪の箱を手にする。
開けるとダイヤが美しく輝いていた。