ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
* * * * * *




カードキーを差込みドアが開くとカイトは花音を先に入らせてからスーツケースを中へ入れた。



スーツケースを廊下の端に置く。



それを花音は立ち止って見ていた。


「花音ちゃん」


「は、はいっ」



じっと見ていた事が恥ずかしくなって返事がどもってしまう。



「夢を見ているみたいだ・・・」


「うん」


花音の目に光る涙を見た。


花音の涙を唇で拭う。


まぶた、頬、鼻、唇へと羽根のようなキスを繰り返す。


そしてカイトは花音を抱き上げるとベッドルームへ向かった。


カイトの首に腕を巻きつける花音は恥ずかしそうに俯いていた。



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