愛し方/あたしマニュアル
多すぎた。綺麗なものが。

加えて言ってくれた。
「佑也やなくて、俺を見てるからやろ?」

佑也のことを考えてると、いつも嫉妬してくれた。
星空の下で、冷たいコンクリートに寝転んで、あざみの手を握った。
震えていたのは、寒さの所為。

泣きながら。
あたしは今、あーくんが好きだよ。って言った。
いいムードだったのに、あざみは「あーくんて言うな!」って怒った。

あたしの誕生日に、お揃いの指輪くれた。
しかもわざわざ届けてくれた。
忘れてない。
< 18 / 45 >

この作品をシェア

pagetop