君の寝顔
どうして亮はそんなことを言ったのかな…?
あたしはもうすぐ亮の傍を離れるのに。
お前が居て良かっただなんて…
亮が慌てて
「どうしたんだ?!」って言って動揺している。
動揺する亮の仕草や行動がまた可愛いんだ。
思わず笑顔がこぼれてしまう。
「クスッ…わかんない。どうしたんだろうね、あたし。でも亮もどうしたの?」
泣いたり笑ったり忙しいあたしにつられて、亮も笑顔になる。
「確かに。俺もどうしたんだろうな。」
そう言って亮はあたしの涙を拭ってくれた。
言えなくてごめんね、亮。
あたし貴方に隠しごとがあるの。