青い絆
「もしかして留年。」
「だよな。転校生だったら金ちゃんが紹介するだろうし。」

凛の言う『金ちゃん』とはさっき出て行った担任のあだ名だ。

「話し掛けてくるわ。」
「は?」

凛が机から飛び降りて、黒髪の女のとこに行った。

黒髪の女が読んでいた本を閉じて凛を見上げて何か喋りだした。
あ、笑った。
凛を見てて思う。
誰にでも話し掛けていけれるのが凛の魅力でモテるんだろうな。
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