青い絆
眠っているリエの頬に触れる。

ツメタイ…


「リエー!!」


俺は頬の冷たさに、リエがこの世にいないと言う事を実感した。



高二の夏…
俺は自ら描いていた道を、自ら踏み外す事を決めたんだ。
リエと一緒に行く大学に一人で行きたくないという俺の生まれて初めての−…

…我が儘…

だった−…
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