一筋縄では逝かせない★
「ご…5段のスポンジケーキじゃっっ!!!」
「な…なぜこんなところにケーキ!?」
2人は驚きながらも嬉しそうに叫びました。
ぐっすり眠った後金棒を振り回したり池に落ちたり飛び込んだりしたので、お腹はとっても空いているのです。
「…」
その傍ら猿は嫌な予感をひしひしと感じていました。
スポンジケーキを焼いて疲れたのか、ケーキの側でうとうとする2つの人影…
「あの変なちっちゃい女と…犬…だよな?」
おじいさんと鬼はそんな2人は全く気付くことなく、ケーキを見てはしゃいでいます。
「何かマズイ気がする…」
なぜだかは分かりませんが、猿はこのままここにとどまっていてはいけない気がしました。