一筋縄では逝かせない★
呆然と立ち尽くす三人。
「(あの時のバナナの皮だよな…?やはり猿さんとおじいさんは一緒に居たんだ)」
とキジが思っていると、
「見たからにはこれを見過ごす事は出来ないわ。けど、どう片付けたら…」
「お任せ下さい!私の秘密道具があります」
男はしゃがみこみ、鞄から掃除道具を出しました。
到底、その鞄から出したとは思えない品々を。
「どこからそんなに…」
「まあ、始めましょう」
キジも掃除を手伝いつつ、手がかりを探しました。
「あの、それ掃除機ですよ」
男はほうきを手に取り言いました。
「堅い事言わないの!洗濯ならプロ級なんだけど。これは専門外だから」
おばあさんは楽しげに言いました。