一筋縄では逝かせない★



「…おじっ…おじいさんっっ!!」



おばあさんが王様の部屋に飛び込むと、



「な…っ!」



王様とその左右に仕えていた部下は揃って驚きの声を上げました。



「貴様…どうやってあそこから…!!」



わなわなと震えながらおばあさんを指差し叫ぶ部下と、



「…ほぅ…」



感心したような表情を浮かべた王様に向かって、



「ミラクルEyeズ☆」



おばあさんは渾身の一撃を食らわせました。



−すると。



「ふぃ?」



その場にいた人は一人の例外もなく、全員がおばあさんに悩殺されてしまいました。



驚いたのはおばあさんです。



「な…なぜ!?どっ、どうしておじいさんにまで効いてしまうの…!?」



けれどもそれは一瞬でした。



「…ふふっ♪分かったわ!おじいさんへのわたしの愛が大きすぎて何回でも効いてしまうのねっ!!」



得意技No.007素敵プラス思考、です。




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