一筋縄では逝かせない★



他の班が何やら不穏な空気を漂わせていたその頃。



「…っぷー…満腹満腹☆…じゃ、一眠り、なのじゃー!」



「…桃探しはどうしたジジイ共!お・き・ろっっこのやろっ!!」



「寝る子は育つのじゃー!」



「…育たねぇよ!!“子”の定義に自分が当てはまるか、待っててやるからもっぺんよーく検討し直せ!」



「うるさいのぉ……起きとるじゃろうがー…ほら、目もちゃーんと開いて…」



「…行ってるそばから目ぇ瞑ってんじゃねぇよ!!」



じいさん二人と猿は激しくも平和なボケツッコミを繰り返していました。



「あー…マジで桃が見つかるのはいつになるか分かんねぇなこりゃ…」



猿があきれ果てた様子でため息をつくと、



「…わしは予知夢を見る男じゃ☆」



もはや正気か寝言かも分からない返事が返ってきました。




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