一筋縄では逝かせない★



「…ところがのぉ、それが巨大なあっぷるぱい、だったんじゃー…あっぷるという…もぅ、舌がとろけそうなくらい甘くて美味なものが入っとってなぁー……お!?なんじゃ!あっぷるはりんごのことじゃったのかー!…あ、いや…なぁ、…知っとったわい…それしきのこと…わっはっは…」



「…長い寝言じゃのぅ…それにしてもあっぷるぱいとはどんな食べ物なんじゃろうなぁ…」



王様は暇を持て余して、おじいさんの寝言に耳を傾けます。



王様がアップルパイを知らなかったお陰で、おじいさんの衝撃の馬鹿発言は絶妙にスルーされました。



「それでのぉ…巨大マグロが…」



おじいさんの意味不明な寝言はまだまだ続きます。



「おぉ!マグロなら知っとる!」



王様は嬉しそうに言いました。




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