一筋縄では逝かせない★



「何だ…?」



猿は猿の推測によると、さっきと同じ川近くの村にいる様です。



けど、何かが違います。



「こんなに賑わってたか?」



さっきの夢では人気はあまり感じられず、家もポツリ、ポツリと広く間を置きながらあるだけでした。



「この村にこんなに笑顔を戻してくれたお嫁さんに感謝だな」



「そうだな。皆まで嬉しそうだ」



何やら聞き耳を立てていると、どうやら村総出の結婚式が久々に執り行われる様です。



関係無いと思いつつも猿は皆に祝福される主役の二人を見ました。



二人は大きな桃を仲良く抱えていました。



「何であれが…」



猿は目を疑いました。



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