一筋縄では逝かせない★
ハプニング11
「つまり…、あのミラクルeyeズをしてた女と、ミラクルeyeズをうけた男が、今のじいさんとばあさんってことだな?」
猿は一度、うーん、とうなってから結論を出します。
「てことは、あの桃あげたのはじいさんか…!」
なにか閃いたように猿は自分の頭の電球を光らせました。
「でもどーなってんだ?あのあと、桃は川から流れてきたし、まああれは何十年も前の話になるんだろうけど…」
猿は頭を抱えました。
「とりあえずは、あの桃をあの新婚夫婦が捨てなきゃいけねえのか?…そうなると、あの小娘はあん中にもういる…?」
と、ここまで言ってから猿は一息つきました。
「はあー…ぜんぜっん意味分かんねーよ…。それより、他のやつらは手のつけようがないんじゃねーかな…?」
そして猿は、俺はこれがあるけど…と付け足しました。