一筋縄では逝かせない★
「…」
3人は目配せをし、素直に従う事にしました。
「本当なんですね!?もう喉カラカラですよ!」
鬼はスキップをしながら男に着いて行きます。
暫くすると、サラサラと水の流れる音が聞こえてきました。
「わーい!!!」
川が見えた途端、鬼は駆け寄っていき、
「おい…っ!」
犬の静止も虚しく、鬼はガブガブと川の水をかき込んでいきました。
正直な話、鬼以外もかなりの時間何も喉に通していなかったため、
「おう、いいぞ。お前等も思う存分飲んでこい!」
という兄の合図をスタートに川へ飛び込んでいきました。