一筋縄では逝かせない★



「おい!なんだあれ?」



みんなが川の水に夢中になっていた時。



兄が突然叫びました。



「…ん?なんか滝のぼってね?」



ふとそちらを見る犬は滝をのぼるその物を見つめました。



「…あれって、おばあさんじゃないですか?」



キジはよーく目を凝らして呟きます。



「なんだばばあか…。ってえ!?なんで滝のぼってんだよ?」



「あの女…恐ろしいわ…。」



桃子が珍しく怯えているようにも見えます。



桃子は自分の体をギューっと抱き締めて、少し身震いしました。



と、その時…



「「お…落ちたーーー!」」



そこにいた全員が叫びました。



「しかも…桃?」



相変わらず、謎だらけです。




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