一筋縄では逝かせない★



が…!



こんなことで本当に流されていくおばあさんではありません。



「…はあっ、はあー!っあんたたち…ほんっとーに優しさっていう言葉を知らないで生きてきたのね…。」



「そっくりそのままあんたに返すぜ。」



おばあさんの哀れみもむなしく。



即座にスルーされてしまいました。



「…で。この桃どうするんですか?犬さん。とりあえず桃はGETですが…。」



キジが桃を手に取りながら眺め、犬に問います。



「え…なんだっけな…最近どーも年でな…また…黒い箱のぞかねーと思い出せねーかも。」



「…じゃあ今度はあの王様探さなきゃいけないわけっ?」



その場にいた人全員がうんざりしたのは言うまでもありません。




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