一筋縄では逝かせない★
ハプニング12
猿がまだまだ起きそうにないので、おじいさんと王様はのほほんとお菓子タイムを続行します。
「のぅ王様、その煎餅をちょっと分けてくれんかね…」
「だめじゃーっ!これはわしの…」
「このケーキと交換でどうじゃ!?悪い話じゃないと思うぞー…」
「うむぅ…だめじゃ…この煎餅は…」
ぶつぶつ呟きながらも、王様の視線は美味しそうなケーキに釘付けです。
「…そうじゃ!」
王様は突然顔をぱぁっ、と輝かせて叫びました。